迷うQNAPの更新

設置スペース、価格と予算の問題、ストレージの効率の問題、初回導入時の反省点などを考慮すると簡単に決めることができない部分があります。
第一候補としてはTS-453Aに8TBドライブを4機搭載、合計32TBにする線が濃厚になってきました。RAID5で使用するため、実質利用できるのが24TBにしかならず、正直十分な容量とは言いがたいのが実情です。
現状では、保存すべきデータが10TBほどあり、新NASがきた時点で4割ほど埋まってしまうことになります。大きなデータを取り扱わない人からすると信じられないかもしれませんが、これは感覚の違いとしか言いようがありません。6ベイモデルのTS-653AにとHDD4台運用で将来的に増設するという選択肢もありです。
次回の更新ではSSDがHDDの容量を追い越して、価格面でも有利に立っていることを望みます。現状ではHDDに頼らざるを得ないのですが、正直HDDは時代遅れだと考えており、PCやその他のデバイスからはできるだけ早く排除されるべきだと考えています。いずれ無くなるのは間違いありません。
QNAPは24時間稼働しつづけるため、熱や故障の問題からSSDの方が理想的です。SSDが壊れるは過去の話で現状ではHDDの方が故障率が高いのです。頻度は少ないもののシステムの更新やアップデートで再起動を行うとHDDなので本当に遅いです。しかし、現状ではHDDを使うしか無いのが実情です。

諦めてHDDを使用するとして、HDDをどこの製品にするかという問題は、デスクトップに組み込む場合よりも何倍も慎重にならざるを得ないでしょう。大きな容量を複数台使用するため、壊れた時の面倒を考えると信頼性の高いHDDを選択したいと考えるのは普通だと思います。
かつてHDDといえば、HGST一択と考えていた時期がありました。日立のHDDはとにかく壊れないので好んで使用しておりましたが、デスクトップにRAIDを使用しなくなったのとWDの安さに釣られて、こちらを使うようになりました。
ただ、WDのGreen（Blue）は壊れすぎだと思います。REDなら許容範囲だとは思いますが、それでも日立の低故障率にはほど遠いと思います。
ただし、HGSTはWDに吸収されており、現行の8TBドライブは、外観が酷似しており、実質同じ製品である可能性が極めて高いと考えています。（調査したところ同じ製品と考えて良いようです）
HGSTであればDeskstar for NAS 8TBを選択すると思いますが、こちらは7200prmのモデルで無駄に回転数が高く、価格も高めです。WD RED PROが相当品ではないかと思われますが、ターゲットにしているのはRED無印の5400prmなので価格面では少し有利となります。LANが1Gbpsなので110MB/s程度の転送が頭打ちになり、現状ではそれ以上の速度は無意味なので5400で十分です。
それから8TBモデルからパッケージが変更されていて、HGSTとWDの製品ラインが統一されたようなモデルになっています。口コミにある作動音の大きさなども気になっております。どちらの製品を買っても、8TBという大容量モデルは未知の領域であり、想定外のことが起きる可能性があります。したがって選定に非常に慎重になっております。勢いでポチるわけに行きません（笑）
これがSSDなら、作動音や熱の問題は全く気にしなくて良いことになります。5年もしたら1ドライブ64TBとかになっているでしょうか。

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