iPhone修理の結末

記事を書こうと思っていて、すっかり忘れていたのがiPhone5の修理のお話です。偶然にも全く同じiPhone5を貰って何とか修復を試みました。二台ともau、32GB、黒、画面割れまでは同じなのですが、一台はアクティベーションロックが掛かっていて、二台目は画面が大破しバックケースもくの字に折れている状態でした。
そこで、アクティベーションロックの解除を懸命にアップルに掛け合いつつ、バックケースを海外から取り寄せて上手く二台修復を試みておりました。
しかし、色んな障害があり、断念せざるを得ない状況になりました。

結論から言うと、ニコイチしました（笑）
まず、バックケースの交換は、非常に大変です。内部にあるものを全て移植することになるのですが、プリント基板を全て剥がして貼り直すのはもちろんですが、細かなパーツも全て再利用することになります。
やってやれないレベルではありませんが、かなり面倒でした。やってるうちにホームボタンのクリップがどこかに飛んでいって見つからないところで心が折れました（笑）
バックケースが折れている方は、そのままだと液晶を取り付けることができませんが、アクティベーションロックの掛かっている方は、多少の傷はあるもののきちんと付けることができます。
そこで、バックケースの折れている方からメイン基板を取り外し、アクティベーションロックの掛かっている方に付け替えました。
結果、一台は正常に動作するiPhone5が出来上がりました。

一台が正常に動作したので、気を良くしてもう一台も頑張ってみる気になりました。面倒なバックケースへの換装もかなりのところまで進めることができ、あとはホームボタンというところまできましたが、追い打ちを掛けるかのようにiOSの仕様の悪さがのしかかります。
au端末なのでdocomo系のMVNOを利用するには、下駄をはかせてSIMを挿すことになるのですが、LTEで利用していると圏外病という通信できない状態に突然なってしまうという問題があります。軽く調べた限りでは、これを解決するためにはandroidで言うところのroot化にあたる脱獄が必要だそうです。
しかし、脱獄が非常に面倒くさい上に制約が多い。特にSHSHというアップルが発行する復元のために必要なハッシュがないと、最新バージョン以外にすることはできないようです。これが最悪というか決め手となり、あれこれする気が吹き飛びました。
iPhoneのデザインは、中も外も非常に美しくできており感心するものがあるのですが、ソフトの面はガチガチで自由度が全くないものになっていて、私にはどうしても馴染まない端末なんだと痛感しました。
SIM下駄も壊れているのか動作すらしませんし、iOSも9系にしないとchromeが動きません。やりたいことがほとんどできないので、これ以上時間を掛けるのは無駄と判断しました。
アクティベーションロックもアップルサポートのスペシャリストから電話が掛かってくることになっていたのですが、一向に掛かってくる気配がありません。一度は催促の電話をこちらからしましたが、二、三日中に電話すると言ったっきりとなりました。そうこうしているうちに直す気がなくなったので、そのまま放置してます。結構、いい加減です。

見かけがiPhoneで中身がandroidというインチキ端末が少し前に話題になりましたが、きちんとした物が本当にあったら良いなと思いました。

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